坐薬を入れるのは38.5を超えてから。
38.4
悩ましい。
嫁が帰ってくるのを待つ。
嫁が帰ってきてから、町田さんに。
町田さんとは。
嫁も嫁の妹も嫁の母もお世話になったという伝説の京都の町医者。
京都の中でも5本の指に入るという名医(義母談)。
受け付け。
女子3人。
嫁「別の小児科に行ってたんですが、薬が切れてしまいまして、こちらで」
受付嬢「あーそういうのは院長にお伝えください。保険証もらえます?」
・・・・・。
院長「こちらどうぞ」
心音を聞いたり、背中をみたり、喉をみたり。
娘、じっと院長を見ている。
我々夫婦も院長を見る。
院長、無言。
ゆっくり語り始めた。
院長
「うーん、熱が5日以上続いてるわけやから、
もうこれは、いやべつのとこでみてもらっかたらとかそう
ことをいうわけじゃのうてね、やっぱりけんさしたほうが
いいかなとおもうわけ。あーこのていどであればねできるわけよ。
でもこのていどではわからんものもあるのよ。
肺炎のうたがいもあるしね」
肺炎!?
院長「まあ、けんさいうても?うちでできるけんさ
なんてのはしれてるし、まあおたくさんらがめんどくさい
いわんねやったらおおてのびょういんにしょうかいじょうかく
さかいそちらにいってもええんとちゃうかなあ。うちではしれてるわ。
うん。にっせき、まあこくりつやとまたされるばっかりやからなあ、
けんさとなったら入院になるやろしなあ」
入院!?
院長「どないしはります?にっせきしはります?
そうですか、ほな、聞いてみましょ。
あかんか、あかんみたいやわ、どうしますたけだかふちょうまえの
にっせきもあるけど、たけだにしますかちかいさかいね。
じゃあしょうかいじょうかきますさかいな。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
肺炎?入院?
ただの風邪だとばかりおもっていた。
こんなことなら熱が一日下がったからといって園に
行かせなきゃよかった。
なんてこった。熱が続くと障害が残るっていうし。
あーもう。
ドドドドドドドドドドドド
車内、娘のハアハアという息遣いのみが響く。
義母と合流し、武田病院へ。
診察。
娘、ニコニコ。
医者「あれ?笑ってるね。えーと、なんでうちに急患扱いで
時間外に来たんでしたっけ?検査?ん~、インフルエンザやったら
もうわからん時期にはいってるからやっても意味ないしね。
とりあえず肺炎ってのはないかな。とりあえず、風邪だね。
うん。え?入院?いや、入院ってのは水も飲まない、
ご飯も食べない、便もでない、という状態の患者さんを補助、
サポートする程度なんです。それができている患者さんを
入院させる必要ないですよ。薬だしますから、一日様子見て、
明日も熱が下がらないようだったらまたきてください。」
とりあえずひと安心。
明日熱が下がることを祈る。